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残暑厳しい夏に「にごり酒は」はいかがざんしょ?。
 

そろそろ夏も終わりかという時期ですが、今年は例年以上に暑い日が続いています。こんな夏の暑い日にはどのような日本酒が美味しいでしょうか?
やはり、すっきり淡麗なお酒をキリッと冷やして。それとも、度数の高い原酒に氷を入れてロックグラスでと云うのも良いですが、
今回紹介するのは、夏に楽しむ「にごり酒」です。  


目次
「にごり酒」と「どぶろく」
1.「にごり酒」いろいろ
2.今回セレクトした4銘柄
2-1.【夏の限定品】 左大臣 純米吟醸生原酒 おりがらみ・つ 「ブルームーン」(大利根酒造有限会社)
2-2.【夏の限定品】旭日 夏にごり 特別本醸造原酒(藤居本家)
2-3.【限定品】 歓喜光 純米 南都だくだく(澤田酒造株式会社:奈良県)
2-4.【定番品】 純米 藤村のにごり酒(千曲錦酒造株式会社)

 

「にごり酒」と「どぶろく」

 

1.「にごり酒」いろいろ


にごり酒はこの様に濾し方でいろいろな種類が生まれます。
もろみを搾るときに、目の粗い布で搾ると醪の米の固形物が多く含まれた清酒が出来ます。これを一般ににごり酒と言い、少しトロッとした口当たりが特徴です。
一方、醪を搾るときに通常通り搾っても、完全に醪から固形物(滓:おり)は除去できないので、一旦貯蔵タンク入れて休ませ、滓を沈殿させて上澄みを取り出します。その時、このタンクの底に近い滓の部分を使用すると、「滓酒(おりざけ)」や「滓がらみ」と言われる日本酒になります。
滓の混ざっている量や呼び名は蔵元によって異なりますが、通常の無色透明な清酒に少し滓が混ざって濁っているイメージです。このお酒も広い意味でにごり酒の一つと言えます。
にごり酒の中でも、近年では熱処理をしていない生酒も増えてきており、瓶内で二次発酵させた発泡性のお酒も出てきています。
海外へ輸出されている蔵元さんによると、特に米国では人気なのだとか!そう、にごり酒は今アツいのです。
   

2. 今回セレクトした4銘柄


夏の季節商品を2種類と限定品と定番品を各1種類選びました。
4種類ともよく冷やして(10℃以下)そのままグラスで。また、夏らしく爽快に炭酸で割って(1:1)味わってみました。

 

2-1. 【夏の限定品】 左大臣 純米吟醸生原酒 おりがらみ・つ 「ブルームーン」(大利根酒造有限会社)

 

瓶の底に滓が少し沈殿している
 
・純米吟醸 花一匁(はないちもんめ)の生原酒を滓がらみで汲み上げて、瓶内で夏までの4ヶ月間低温発酵させたお酒です。
・滓がらみなので少し濁っていますが、醪(もろみ)感はありません。瓶内で発酵が進んでいるので、少し発泡感があります。
・上立ち香は少し高くて、白桃やパインナップルを思わせるフルーティさとヨーグルトや綿あめの様なふくよかさを感じさせます。
・口に含むと、炭酸の少しシュワッとした感じのあと、スッキリした甘酸っぱい口当たりと旨味がひろがります。

《 炭酸で割ると 》
・スッキリした飲み口にはなるが、元が原酒ながら15度と繊細なタイプなので、薄まった感が強くこの飲み方はお勧めできませんでした。

《 番外編:蔵元推奨裏メニュー 》
・45℃の上燗を付けてみたら・・・発泡感は抜けず、炭酸の刺激にサッパリしたさんと甘みが少し増すことで、冷やした時とはまた違った味わいが楽しめました。

☆ 商品ページ:左大臣 純米吟醸生原酒 おりがらみ・つ 「ブルームーン」

 
   
にごり酒のイメージとは異なる、フルーティで繊細なタイプ。
 

2-2.  【夏の限定品】旭日 夏にごり 特別本醸造原酒(藤居本家)

 

写真の様に瓶の底に細かい醪(もろみ)が溜まっているので、飲むときには攪拌する。
 
・滋賀県産の酒造好適米「玉栄」を使用した、原酒のにごり酒です。
・にごり具合?は典型的なタイプで、醪(もろみ)感が有ります。
・香りは低いですが、口に含むと原酒のため度数が17.1度と高いこともあり、やや辛口な口当たりですが、スッキリした甘味とふくよかさを感じる旨味を感じます。

《 炭酸で割ると 》
・原酒で度数が高いこともあり、薄まらずにスッキリと飲めてオススメです。

☆ 商品ページ: 旭日 夏にごり 特別本醸造原酒

 
   
今回の4銘柄中では、最もオーソドックスなにごり酒。
 

2-3.  【限定品】 歓喜光 純米 南都だくだく(澤田酒造株式会社:奈良県)

 

生酒のせいか、旭日より全体に濁っているのが分かる。
 
・昔、にごり酒が「濁酒:だくしゅ」(澄み酒=清酒に対して)と呼ばれていたことに由来して「だくだく」と名付けられた、生原酒のにごり酒です。
・名前通りかなりの醪(もろみ)感が有り、米のうまさを感じます。
・上立ち香は、メロンの様なフルーティさと和菓子の様なふくよかで甘さを感じます。
・口に含むと、トロリとした少し甘く感じるソフトな口当たりですが、スッキリした旨味も感じます。

《 炭酸で割ると 》
・原酒で度数が18度と高いこともあり、味わいは薄まらずにサッパリと飲め、夏の暑い日の一杯目にオススメできます。

《 番外編:蔵元推奨裏メニュー 》
・45℃の上燗を付けてみたら・・・やや甘めのまろやかな口当たりに変化。冬には燗酒は有りと感じました。

☆  商品ページ:歓喜光 純米 南都だくだく

にごりは苦手という人でも口当たり良く美味しい。
 

2-4. 【定番品】 純米 藤村のにごり酒(千曲錦酒造株式会社)
 

とびきり多い醪の量のため、飲み口は他の3銘柄と全く異なる。
 

・このお酒は千曲錦酒造さんの代表的定番品のにごり酒で、先に説明しました「どぶろく」をイメージさせるお酒です。
・醪(もろみ)感は先の3品に対しても圧倒的で、とても濃い甘酒(特に酒粕を溶かしたタイプ)の様です。醪感が高いので、夏の暑さでバテた体には「大人の飲む点滴」の気分で美味しくいただけました。
・上立ち香は高くないですが、少しマシュマロを思わせる甘くふくよかな香りを感じます。
・口に含むと、意外にも少し辛口の口当たりで、飲み口は濃醇ながらスッキリ淡麗な味わいです。

《 炭酸で割ると 》
・炭酸でわるとスッキリした飲み口となるが、元が濃醇なので薄まった感じはせず美味しく飲める。ただ薄まった分、逆にざらついた舌触りを感じるかもしれません。 

☆ 商品ページ:純米 藤村のにごり酒

 
 
まさに大人の飲む点滴!
  



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