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澤田酒造株式会社(奈良県)

奈良澤田酒造酒造
社名 澤田酒造株式会社
郵便番号 〒639-0226
住所 奈良県香芝市五位堂6-167

- 蔵の紹介 -

奈良澤田酒造蒸米

奈良県には、酒造りの神様として全国の酒蔵から広く信仰を集める大神神社や、室町時代に僧坊酒の一大生産拠点として近代醸造法の基礎となる酒造技術を確立し、奈良が清酒発祥の地と言われる所以となった正暦寺があり、日本酒文化との深い結びつきがあります。
澤田酒造は、その奈良県の中西部、奈良盆地の西端にある酒蔵です。
創業は江戸時代末期の1830年(天保元年)、初代 澤田定四郎が現・本社所在地である五位堂の地で紺屋業を営みながら、周辺の田んぼで獲れた米を使って酒を造ったのが始まりです。
明治時代初期には、三代目が“造り酒屋”として酒造業を本格化。醸造学者でもあった四代目は、良い酒を造るためには、まず蔵人が健康である必要があると考え、過酷な作業に従事する蔵人のために発酵健康食品を考案。当社の健康食品事業の礎を築きました。
昭和の時代に入ると太平洋戦争により一時、酒造りを休止。跡取りが戦死する苦難を乗り越え、戦後まもなく醸造を再開。五代目は、時の杜氏と共にさらなる酒質の向上に取り組み、現在の主力銘柄「歓喜光」を開発。1988年(昭和63年)には全国新酒鑑評会で金賞を受賞しました。

しかし、その後、製造従事者の高齢化等の諸事情により、主要醸造工程を協力会社に委託することを決断。長らくの間、休造状態となっていましたが、2019醸造年度より自社醸造を再開。製造技術者の育成や設備の更新を行ない、約30年ぶりに「澤田酒造」の酒造りが復活しました。
復活後は、国内外様々なコンクールに出品し、数多くの賞を受賞しております。これからも、基本に忠実でありながらも既成概念にとらわれず、常に向学心と情熱、丁寧さをもって酒造りに邁進してまいります。

奈良澤田酒造麹造り

 

- 酒造り -

なら澤田酒造製造責任者

<澤田酒造の酒造り>
基本に忠実でありながらも既成概念にとらわれず、常に向学心と情熱、丁寧さをもって酒造りをすることを大切にしています。
2020年に自社醸造を再開するにあたり、かつての酒造りを経験した従業員はおらず、ほぼすべての設備を更新する必要がありました。外部から杜氏を招聘する手段もありましたが、当社では、あえて従業員の中から製造責任者を育成する手段を選びました。
醸造試験所での研修や同業他社の酒造りに参加させてもらうなど、酒造りの知識は学んだものの、経験や勘は皆無です。言うなれば酒造りの“初心者”ですが、私どもは“初心”であることこそ大きな強みと捉えています。“初心”ならではの高揚感、懸命さ、発想力、吸収力はこれから澤田酒造の酒造りにおいて絶対に欠かせないものです。




<「露葉風」栽培プロジェクトについて>
「地元で栽培された酒米のみで醸す純米吟醸酒を製造したい・・・」
2020年春、澤田酒造では、地元・香芝で吟醸酒の製造に必要な酒米を生産する農家を探していました。しかし、地元で酒米を生産する農家が存在せず、一度は計画を断念しますが、「無いのなら作れないか?」と再び各所に相談。 地元農家や市の農業委員会、JAならけんなど多くの協力を受け、香芝市内での酒米栽培プロジェクトが始動しました。
栽培する酒米は、奈良の酒を象徴すべく奈良県固有の酒米である「露葉風」に決定。ただ「露葉風」は山間部での栽培に適した品種で、平坦地である香芝市での栽培は困難が予想されましたが、田圃の水の管理方法などを工夫し、2021年10月に無事、一等米約930キロを収穫。香芝市内では初となる「露葉風」の栽培に成功しました。ちなみに、「初穂乃香」という銘柄は、<香芝で初めて実った穂>という意味から名付けられました。
※香芝産「露葉風」は、今後も毎年作付けを行なっていく予定です。

<露葉風(つゆはかぜ)とは>
昭和38年に愛知県農業試験場で「白露」を母に「早生双葉」を父に交配・育成された品種。栽培が困難なことから、一旦は生産が途絶えたものの、奈良県内の農業者の努力によって復活。現在、奈良県のみで栽培され、奈良県固有の酒造好適米となっています。
心白が山田錦よりも大きなところが特徴で、吸水速度が速く、原料処理が難しいという面もありますが、個性豊かで米の旨みがしっかりとした酒になると言われています。



露葉風田んぼ

 

- 蔵元・杜氏 -

七代目蔵元:澤田定一良

澤田酒造では先の杜氏が高齢で引退後の凡そ30年余り、親戚筋である奈良豊澤酒造からの移入酒に頼ってきました。
ところが2014年頃、地元香芝市の地元および行政から、市内の有休農地を活用して生産したお米を使った日本酒を造り、地域の特産品とする「悠久の光」プロジェクトが立ち上がり、澤田酒造はこの日本酒を造ることを任されることとなったのです。しかしながら、先に述べたように、当時の澤田酒造には日本酒を醸造する技術も設備も十分ではなく、その為地元の特産品ながら、酒造りは委託せざるをえず、社員が通って酒造りを手伝うことしかできませんでした。
そうして、地元の田おこしから米づくりに携わり酒造りを手伝うこと4シーズン、澤田酒造の若手社員たちは自らの手で日本酒を造りたいという想いを募らせ、ついに自家醸造再開が決定されました、2017年のことです。
この時、外部から杜氏を招聘することはせず、若手社員の中から醸造責任者として立候補した九二(クニ)氏に、東広島の醸造研究所で酒造りを学んでもらいまた、他の蔵での修行を経て、澤田酒造は2019BYより完全自家醸造を達成することができました。
再スタートを切るには生憎のコロナ禍のなか、仕込んだお酒を品評会に出品したところ高い評価を頂けたことから、丁寧に小仕込みで、基本に忠実な酒造りをモットーとして、社員全員で酒造りに取り組んでいます。


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