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田中酒造場

田中酒造場
社名 田中酒造場
郵便番号 〒671−1114
住所 兵庫県姫路市広畑区本町3−583

- 蔵の紹介 -

田中酒造場の外観1

 当蔵は天保6年(1835年)に創業し、肥沃な播磨平野に位置する姫路の酒蔵として「名刀正宗」という銘柄を主に造り続けてきました。日本人の魂に響く日本酒を、今の時代にあった味で創りだす「温故創新」の思いのもと、5年、10年先の酒造業界を見すえた酒造りを続けています。

 蔵の建築様式は、創業当時のままで、酒母室のある2階が冷えすぎるのを防ぐため北風を長い屋根で逃がす「北流れの屋根」という灘の酒蔵と同じです。この様式は、阪神淡路大震災の影響でいまや当蔵だけとなりました。

田中酒造場原料米

 この地に広村(現・広畑)ができ、一番最初に見つけた水源が、当蔵の伏流水だそうです。どんなに日照りが続いても「広の田中の井戸は決して枯れない」と言われ、その水は今もなお脈々と湧き出ており、我が酒の中枢を担っております。

 伝統の石掛式天秤搾り使い、水車精米で籾を取り除いただけの酒から、直径1mm以下まで達している「超高精白米」を誇るお酒まで、お客様の笑顔を思い浮かべ、お米を作ってくれる農家さん、精米技術を磨いてくれる業者さん、皆さんと一緒にお酒を造っております。

- 酒造り -

田中酒造場もろみタンク

 創業1835年以来、「名刀正宗」を醸し続け、時の姫路城城主・酒井家より「花気随酒」の扁額を賜り芳醇美酒と賞賛されたと聞き及んでおります。6つの時代にわたり、歴代の杜氏が守り育ててきた蔵の味「名刀正宗」の名にどんな思いが込められたのでしょうか。「正宗」といえば、岡崎正宗が鍛えた名刀と辞書にあります。切れ味が鋭く、キラリと光る品の良さ、我が名刀正宗は、栄養満点のふっとい大根も、空中に舞うしなやかな紙でさえも瞬時にスパッと切れるような喉越しを堪能させてくれます。

  「名刀正宗」を礎に、「白鷺の城」「亀の甲」をはじめ、未知なる米の宇宙(個性を発見)を探検し、進歩し続ける時代のお酒にも挑戦する事によって、人とのご縁が始まり絆が深まり輪が広がり華となって感動を与えてくれます。私で六代目。どれほどの蔵人達がわが人生をこの蔵の為に心血注いでくれたことか、感謝でございます。これから100年もまた、方々の人生の祭り、季節の祭りを彩りながら祝い、清め、活力となる計り知れない力をもち、欠かすことの出来ないお酒でありたいと思います。

田中酒造場天秤

 當主の魂に響くものがあればとことん貫く。モットーは「温故創新」。「知る」にとどまらず、造り手らしく「創」、新しくつくりだす事が喜びだと申します。激変する時代でありますが、日頃から多種多様な情報をキャッチし、自分なりにアレンジした引き出しを1つでも多く持つ事が新たな挑戦への鍵となっているようです。壁にぶつかる事(ピンチ)は飛躍のチャンス、それを踏み台に、考え方、頭のチャンネルを切り替え(チェンジ)、再度、挑戦(チャレンジ)する事。それも、不易流行を礎に。皆様がウキウキ、ワクワク楽しい気分になってくれるお酒を造る事が、當主にとっての前提なのです。

       

 酒を醸すという中で、忘れてはいけないのが日本人の魂だと申します。四季の移り変わりを細やかに感じとる日本人ならではの感性と、日本だからこそ出来る麹、酵母のミラクル。日本の心の豊かさを享受し、楽しめる日本の酒、そして第一に、蔵の姿が見え、蔵人の働く様子が伺えるような酒でありたいと。  これが、六代目、田中流なのです。

- 杜氏 -

田中酒造場 杜氏の須川 陽司さん

商品イメージ

- 蔵元紹介動画 -

12商品
  



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